●チロル

コンビニのお菓子で自分が意外と買わないものにチロルチョコがある。チョコ自体も味のバリエーションも好きだが、ちまちま1個ずつ買えるおやつという最大の特徴が、ガバっと食べたい自分にあまり合わないのである。肥満人間はいつでも分量に目が行きがちで恥ずかしい。
大昔の中学時代には、酒屋のクラスメイトの松田さんに頼み、こっそり学校に持ってきてもらって100円渡していたこともある。ビスケット入り、いちご、ミルクなどの10個と交換である。100円で10個買えるというのがキリがよくて好きだった。まだ消費税の導入すらなかった時代の話である。
近年は限定の凝った味の種類も増え、値段も最大32円とは随分高くなったものだ。金額だけ見ると安いけど100円では3個しか買えないではないか。
今日職場で「こんなのあるんだけど食べる？」ともらったチロルが、アニメのコラボレーション版だった。正方形のイラスト缶に入っている限定版で、1個ずつ作中の台詞やキャラクターがついた包み紙がおもしろい。全然そんな話など職場でしないのだが、大ファンのアニメだったので実に嬉しいと思った。缶の裏側を確認すると、チロルメーカーの他はアニメの制作会社名となぜかサンリオの名前が書かれていた。ピンとこないが缶の担当だろうか。私はカヲル君の台詞のやつを1個もらって食べた。味はいちごのゼリー入りのやつだった。

★今日の一曲:ANOTHER DAY/P-MODEL