●お寿司

今日は節分だが、豆まきはおろか福豆すら買わなかった。子供の頃に父親が「鬼は外おぉぉ〜」などと言いながら庭に豆を撒いていたのが、小学生ながら少し恥ずかしかった記憶がある。近年この時期になると各所で恵方巻き！恵方巻き！と言っているように感じるが、昔から世間はあの太巻き寿司を極めて推していただろうか。行事の標準儀式なのかもしれないが、この日に1度も食べた記憶がないのだ。

夜に買い物に行った近所のスーパーのお寿司コーナーでは、これぞ便乗商品であろう“最高級恵方巻き”というやつが売られていた。具はイカや中トロなどのちょっといい海鮮食材で、海苔のかわりにとろろ昆布が巻かれている。そして、太巻き880円・中巻き440円という値段だったが、20時半を過ぎていたので全品半額に値下げされていたのである。それなら買おうかとも思ったが、家を出る前にお米を炊飯器にセットしてしまっていたので、売り場を横目で追いつつも手に取らなかった。かなり食べたいと思ったので少し残念である。

★今日の一冊：船を建てる 2巻/鈴木志保