●週末

テレビで昭和から現在までの人気アイドルの番組を観ていた。ひとり白熱した挙句にワーワーうるさく騒ぎ過ぎて、さすがに少し落ち着きたい気分になった。
それでYouTubeを検索して、矢野顕子と忌野清志郎のデュエットを試聴した。今までに何回も観ている映像だが、清志郎は誰の曲を歌ってもまるで彼のオリジナルみたいだなあと思う。特にこの曲はもう亡くなった人が歌っていると思うと、なかなかぴったり過ぎる内容に聴こえてしまい、今頃になって少し涙が出てしまったのだ。アイドルに熱狂のち感傷というのが我ながら脈絡なくバカバカしい。
私は占いや風水、オーラの泉とかの“こうあってほしい”“こんな行いの結果こうなるはずだよ”的な不確定な話はあまり信用しない。人は死んだら物体になり思念や魂は残らない！みたいに現実をいつも信じたい方である。この世に清志郎はもういないけど、彼の場合はなんか今でも生きているような気がして仕方がないのだ。これは不思議である。

★今日の味：エスキモー MOW バナナ/62円