●三箇日
実家から夕方頃に帰宅。近場からではあったが、帰りの電車が結構混雑していた。少し疲れたようで2時間くらい寝る。
その後、お雑煮を作りながら阿部寛のドラマを最後まで観たが、冬休みの最終日に思いっきり時間を無駄にした感は否めない。原作者の作品は全く読んだことがないが、小説はヒットしているようだし、掴みはOK的な作風の人とだけ勝手に思っていた。今日のドラマも途中までのインパクトはまあまあで割とスリリングに展開しかけていたのに、大岡裁き的・大団円な結末というのはどうなのか。まるでトイレの神様を聴いた時のような印象を受けたのである。中学生すら騙されなさそうな内容に、ファンの山崎努が出ていたのがなんとももったいない。
私は作中で人が死ぬような推理小説やハードボイルド小説が大好きだが、現代的にギスギスしていればいいという訳でもなく、人情に訴えればいいというものでもないと思っている。トリックや構成に矛盾が少ないことは大前提で、あとは作者の力量とセンス次第でリアリティに差が出ると感じている。茶番もいいが娯楽のみでやってほしい。
そんなこんなで明日から仕事始めである。現実の方がよっぽど怖いのだ。
