にやにや日記

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●恐々


私は超常現象や幽霊が怖いが、霊感らしきものが全くないので、出会っていても気が付いていないのだろうと思う。そして、結構怖がりのくせに、テレビの怪奇特番、都市伝説、推理小説やホラー映画が大好きである。あらかじめ作り物だと分かっている場合は、かなり内容が激しいものでも全く平気なのだ。
ジャパニーズホラーの代表みたいに言われている映画程度では、なかなか心が揺さぶられないので、周囲の人に「おすすめ怖い作品は何か」をリサーチしたが、やはり難しいものがあった。
スプラッタに重点を置いていても気持ちが悪いだけで怖くないし、異空間に閉じ込められてパニックになるのも怖くないのだ。慢性の恐怖物ジプシーである。
そんな中、いまさらながら写真のアニメである。凄い勢いで全部観てしまった。この作品の名前は知っており、いかにもなオタクアニメなのかと勝手に敬遠していたのだが、私にとって、背筋が寒くなるというのはこういうことであったのだ。
いつもやさしい女の子が鬼の形相で狂ったような笑い声を上げるシーンではひどく嫌な感じがした。恐怖物に必要なのは後味の悪さであると思うので、その点はオールクリアだった。
ただし、そういった恐怖に特化しているのは第1シリーズであり、第2シリーズ以降は第1シリーズの謎解きになっているので、通して観れば、当然ながら最初の怖さのは薄れていくのである。
普通の生活に急に出現する、わけが分からない状態や物が怖い。
ああ、しかしこれは強烈だったなと思う。夢にまで出てきたくらいである。

★今日の味:チチヤス さっぱりヨーグルト ほんのりレモン/0円